さばかりの事

メンタル弱めな喪女新社会人の記録

卒業

今日、私は長い長い学生生活を終えた。

卒業式には出なかった。

 

 

あっという間だった。

2年前大学卒業した後にあと2年のロスタイムがある、執行猶予があるのだと思っていた。

実際、悔いが無い訳じゃない。寧ろ未練タラタラである。しかし、そこに終わりなんてない。

高校時代に友人に「あんたがもしバーサーカーになったら、理性が吹っ飛んだら行くのは本屋だろ」と言われるくらいに本を読むポーズが好きなのだ。実際読んだところで一言一句も入ってきやしない。本を積めば積むだけ偉くなった気がする、訳では無いけど本がある空間が好きだ。しかし、私はどこまで行っても馬鹿で偽物なのだからいつだってポーズでしかない。身になっていないのだ。本は借りて満足、買って満足するタイプ。

 

ふとこの前、NHKの教育を流していたら

世界10代コロナ会議という番組がやっていた。

この記事は削除されました |NHK_PR|NHKオンライン世界10代コロナ会議 - NHK

途中でSerphさんの曲が間間に流れていた。

その瞬間色んな記憶が溢れて涙がこぼれた。

ちょうどその時、お忍びで東京から荷物を運んできた品物の片付けをしていたから、東京での生活が思い出された。

 

Serph "happy turner" - YouTube

ずっと、夜の散歩をSerphさんの曲を聴きながらしていたから、物思う時はずっと聞いていたから、色んな感情の記憶が曲調に紐づけられていたのだろう。1年前、実家に来てから深夜や早朝の散歩も出来なくなっていた。

いつか終わるってわかってたのに、

それでも2年あると思っていたのに、

1年で突然自由が終わったことに。

自分がそんなにコロナで辛かったのかと、10代の彼らの声を聞いて思った。画面に映る彼ら。

ああ、そうか、同級生達も10代だった。

私も、10代みたいな気持ちになってた。

このブログを始めた頃のあの感覚をもう一度味わってたのか。

自由で、許されていた日々。

でもそんな欲。

きっと。果てがないから。

 

田舎じゃチューハイ片手に出歩けもしない。下手すりゃ徒歩で歩くのもわたしくらい。

でも、何が嫌って今の生活から抜け出せなかった自分が嫌。従業員のいない会社なんてあってないようなもので。私は殆ど門外漢で。不安しかなくて。あの時、東京で就職を決めていたら?なんて思考が頭をよぎる。

それに抵抗出来なかった自分が一番つらい。

従順になった自分がつらい。

 

だけど今更何か言ったところで変わるわけもない。早く世捨て人になりたい。じゃないけど。

 

お金貯めて自活出来るようになったら資産運用して市内でいいから家出たい……。好きな入浴剤使ってお風呂に入ってそのままバスタオル敷いたベッドで全裸で寝たい。

雨の後のノスタルジックな朝日を見に行きたい。Vtuberの配信出来るようになりたい。

 

さようなら。結局、一年間顔を合わせることのなかった同級生、先生方。東京の生活。

またどこかで。

ありがとう。

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