さばかりの事

メンタル弱めな喪女新社会人の記録

9月2日の夜の話

以下、深夜のテンションと酒の勢いで書いているの注意

 

 

 

ロバを売りに行く親子の話 - さばかりの事


という記事を夜10時のコメダ珈琲で書いている。今日は一日部屋にいて、外のことは見聞きしなかった。

九月を迎え、いつの間にか秋が来ていた。くたびれた顔のサラリーマンOL共々皆長袖で。

京都の盆地から帰った私の格好は夏だった。寒さより恥ずかしさが勝った。戻って長袖を引っ張り出し引っ掛け、人目を避けてコメダへ向かう。可愛い店員さんが何名かと私と目を合わせる。めちゃくちゃ怖い。年の頃は同じ20代だろう。何とか注文を済ませトイレへ行くと鏡を見れば自分はなんだ。ババアじゃねぇか。だからといって“女”の格好をすれば、高飛車な華奢な高嶺の花子さん的な可愛い女の子は無理だと知ってるおじさんがくたびれた性別メスならば行けるだろと妥協して声かけてくる。第一、女であるだけでどんな格好したって性的な目で見るのやめろ掘られろ、よっぽどそっちの方が気持ちいいって聞くよ。主にネットでな
外に出るのがめんどくさくて数日篭っていると食うのなくなって深夜のコンビニ出かけて人が歩いているのを見ると、人間が二足歩行で歩いてら、と思う。好きなバンドの『君から電話がきたよ』の歌詞が思い浮かぶ。なんか泣けてくるんだよ。あの頃は、BUMP OF CHICKENの『ベル』で泣けたけど。今は当事者の様だ。私には「元気?」と尋ねてくれる人はいるのだろうか。居たわ。友人まじありがてぇ。迷惑かけてごめんな。

 

君から電話が来たよ

君から電話が来たよ

 

しっかし、空を見上げても東京には星はねぇなぁ。

月はあるが

夜空ではなく地面を向いて、ブルーライトに照らされた人々は、道路を這いつくばってるゴキブリに気づくだろうか。そういえば昨日行ったラーメン屋の床にも這いつくばってたっけ。

東京って、11時でも子供を連れて歩く人がいるが子供は眠たくねぇのだろうか。

こうして、道に接する公園のベンチに座って人間を眺めていると割と面白いが、それは私も見られているのだろうな。

こんな所に女1人座って、見る人が見れば眉をひそめたり、期待する人間がいる。実際問題、昼間大勢いる公園でポケモンGOしてたらおじさんに声かけられたし。

 

さてとそろそろお家に帰ろう。

スーパー寄ったらふとサントリー角、手に取って。

肝臓やると死んじゃうから、ほどほどに700買って。

 

11時40分店を出れば両親から計5回の電話。11時30分までなら出ろって言われてたっけ。でももうこの時間に電話よこすのは常識的におかしいだろって話で。

 

あの人たち、やっぱりおかしいんじゃないの。どこまで私を縛りたいの。

ただ、酒に酔って引っ掻き回したいだけなのは大人としてどうなの。

 

家に帰って、久しぶりに流しを使い殺虫剤のついたフライパン皿箸を洗い牛肉を焼く。焼けたら角に炭酸入れてポッカレモン入れて生温いハイボール。やはりステーキにはハイボールが美味しい。角ハイの回し者じゃないけどやっぱり角ハイが一番美味しい、そんな気がする。酒飲み歴数ヶ月の戯言。日本酒苦手な新潟県民だけど。実家だとキレかかった時にハイボール飲んでたけど。養命酒のハーブ酒割って飲んでたけど。

 

やっぱり自分の好きな酒を手酌で飲める幸せ。牧水先生は偉大である。手酌で何が悪い。酒の味を楽しまず雰囲気で飲んでどうする。タイプの男性をあげるとしたら、手酌で飲んでる人です、ハイ。本当にお酒が好きなんだなと思えるし、そういう人は割と人に酒を勧めてこない(経験談)。偉大である。比古師匠かっこいい…好き………

 

しら玉の歯にしみとほる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり      若山牧水

 

そろそろ秋ですね。

秋と酒といえば、そろそろ重陽

ここから腐るんですけど

やっぱり重陽って風流だと思うんですよ(何が)

菊慈童、松虫(能)、菊花の約と…(詳しくはググって…)

去年はあの子と菊酒を飲めなかった訳で。飲みたかったなぁ……。

秋の酒はいいですねぇ。

 

愛する者を亡くしても、彼が居ない世界で永遠に生きるものと。

愛する者を亡くして、自分もその後を追ったことに気がつかず彼が居ない世界で永いこと彷徨っていたもの。

愛する者と約束を守る為に、自分を殺して魂となり彼の元へ辿り着き約束を守ったもの。

 

萌えないわけがない。

しんどくないわけがないんですよ。

 

 

もう二度とあの子と飲めないのか。はたまた飲めるのか。本当は清酒景虎の梅酒苦手だったと言えたなら。ちょっとはあの時より飲めるようになったとか。ちゃんと謝れたら。

そんなことをぐちぐちと思う今日のこの頃。

 

やっぱり角ハイは濃いめより普通めが好きだな。